全国に広がれ~!自閉症・発達障害児のためのヘアカット

自閉症と発達障害児のためのヘアカット

世界自閉症啓発デー2018・シンポジウム

昨日、世界自閉症啓発デー2018・シンポジウムに参加してきました。一部しか参加できませんでしたが、ダッシュで駆けつけて、最後のパートには参加することができました~^ ^

この自閉症啓発デーのシンポジウムで、この後に紹介する自閉症・発達障害児のためのヘアカットを展開する「そらいろプロジェクト」さんのことを知りましたので、ご紹介できればと思います。最初にシンポジウムについて簡単に触れていきます。

世界自閉症啓発デー2018・シンポジウム概要

世界自閉症啓発デーシンポジウム2018

■テーマ :『知りたい、知らせたい 発達障害のこと ~こども、若者、スポーツ、アートの視点
・シンポジウム1:「安心してください!地域のみなさん」
・シンポジウム2:「やりたいんだ!アート・スポーツ・ミュージック」
・シンポジウム3:「知ってほしい!街の中の味方」

私が参加できたのは、シンポジウム3「知ってほしい!街の中の味方」でした。
登壇者は以下のお二人でした。ファシリテーターはなんと、先日の日本航空(ANA)さんと成田空港さんのイベントを監修されていた日本発達障害ネットワーク(JDDnet)さんの橋口亜希子さんでした。ご縁があります^ ^

◆登壇者
○赤松隆滋氏 (特定非営利活動法人 そらいろプロジェクト京都 理事長)
○中里祐次氏 (株式会社WOODY 代表取締役)

◆ファシリテーター
○橋口亜希子氏(一般社団法人日本発達障害ネットワーク 事務局長)

外に応援メッセージもありました^ ^

世界自閉症啓発デーシンポジウム2018の応援メッセージ

今回は「そらいろプロジェクト京都」の赤松隆滋さんのお話をお聞きしてとても感銘を受けましたので、簡単ですがご紹介できればと思います。(中里さんの会社の運営するイベントにも実は参加をしてきましたので、こちらは別の機会にご紹介致します!)

自閉症・発達障害児が髪の毛を切るということ

我が家の現状

皆さんは子どもの髪のカットはどのようにされていらっしゃいますでしょうか。健常児のお子さんでしたら、小さい頃はご両親がカットされたりしていますでしょうか。もしかしたら早い段階で美容室や理容室に行ってカットすることもあるかもしれません。

実は我が家では、息子の髪のカットは結構大変で、ちょっとした家族のイベントです。
起きている時は手を出してしまい、まったくカットさせてもらえないので、今までは私が夜にコソコソとカットをしてきました。健常児のお子さんのご家庭ではあまり経験がないかもしれませんが、暗闇で横になって寝ている子どもの髪の毛をカットすることは結構大変なのです。。
寝ながらでも手で抵抗する時もありますし、起きないように気を遣いながら、髪型も何となく整えながら暗闇の中でライトを使いながらカットする。正直めっちゃ疲れちゃいます…(^ ^;)笑
最近では私がカットをすることをしばらく怠っていたので、妻がカットをしました。私のダメなところが出ちゃいましたね、、、

みんなが笑顔の「スマイルカット」

今回シンポジウムでお話を聞くことができた「そらいろプロジェクト京都」の理事長である赤松さんは、京都で美容室を経営されており、その中で発達障害の子どもと暮らすお母さんから相談を受けて、発達障害や自閉症の子どもたちの髪をカットする取り組みを始められた方でした。

それも、ただカットするのではなく、子どもたちが髪を切ることに恐怖心を覚えることがないように「スマイルカット」を広める活動をされています。スマイルカットは、子どもも保護者も美容師さんもみんなが笑顔で髪をカットする方法です。今では、赤松さんご自身で2,500人以上の発達障害の子どもたちの髪をカットしてきているそうです。経験の数のレベルが違います。。

自閉症と発達障害児のためのスマイルカット

そのような活動を展開されている「そらいろプロジェクト」さんは、第50回NHK障害福祉賞の最優秀賞受賞、第11回京都人間力大賞グランプリ受賞など、素晴らしい功績も残されています。

そらいろプロジェクトのきっかけ

今のそらいろプロジェクトさんの活動を展開することになったきっかけは、一番最初に髪をカットした子どもとの失敗体験のようで、そのお話がとても印象的でした。

美容室は衛生面の観点から、本来は美容室の店内でしかカットができないのですが、特別な事情により訪問によるカットは認められています。ただ、最初の発達障害児のお母さんが求めていたのは、「健常児のように美容室でカットをする」こと。そうすることができるように一緒に訓練してくれないか?とお願いがあったそうで、赤松さんがそれを引き受けたことが始まりです。

そして初めてのカットの日、お母さんがとても困っているから相当大変なんだと意気込んで臨んだところ、子どもが緊張して固まっていたので5分ほどであっさりとカットできてしまったそうです(笑)ただ、その後職人としての完璧さを求めてしまい、襟足の産毛をバリカンで刈ろうとしたところ、音で子どもがパニックに…。初めてパニックになった発達障害の子どもを見た赤松さんは本当に驚くとともに、もっと発達障害を知らないといけないと考えて勉強しようと思われたそうです。

その後、相当勉強された赤松さんは、いろいろな子どもたちに十人十色という前提でヘアカットをされて、結果として、多動のお子さんが髪のカット中にじっとしていられるようになったり、シャンプーをして「気持ちいい!」って言ってもらえたり、様々な成功体験を子どもたちに提供されています。親だけでなく、子ども自身が嬉しいそんな経験を提供されていて本当に素敵だなぁと思いました。

そらいろプロジェクト京都の理事長赤松さんのプレゼンスライド

スマイルカットの全国展開!

このそらいろプロジェクトも昔は赤松さんだけで実施していたのですが、静岡からわざわざカットのためだけに来られた方が出てきたときに「このままじゃあかん!」と思われたそうです。その結果、全国展開するための活動・講演を行い、少しずつ「スマイルカット」の美容室・美容師仲間を増やされてきています。
このブログ記事を書いている現時点では全国で34店舗。ここまで広がっていること自体とても素晴らしいことですが、当事者家族としてもっと広がって欲しいとも思います。
ですので!こちらをご覧いただいている皆さんも近くの美容室さんにこの活動をご紹介いただいたり、スマイルカットを周囲の方にお知らせしていただけると大変嬉しく思います。1人5人が希望です(笑)

自費で生まれたスーパーヒーロー

子どもたちに「髪を切ることは怖くないんだ」ということを分かりやすく伝えようとして、ヒーロー戦隊を生み出されたそうです(笑)しかも完全自費で(笑)ご友人のイラストレーターさんと、京都造形芸術大学の学生さんにデザインを手伝っていただいたりして、たくさんの方の協力の下で生まれた「星髪戦士ピースマン」。既にたくさんの子どもたちに影響していますが、これからもたくさんの勇気と希望を与えることでしょう!

星髪戦士ピースマンの絵本

なんと今では、ピースマンは絵本にもなり、YouTubeでアニメ化(映像化)もしています。子どものことを考えて色々と尽力されている姿に素直に感動しました。

ボーサボーサが結構かわいい・・・ネーミングも素敵です。

最後に&ご紹介

私たち当事者家族からすると「真剣に発達障害や自閉症を勉強しよう」なんて思っていただけるなんて、こんなに有難いことはなかなかありません。むしろ、あまり関わらないようにしようとか、そういった思いが生まれてしまうことがあっても責めることもできないですし、その方が多数なのが事実なのではないかと思います。

今回のようなお話を聞くことができて大変有難いなぁと思うと同時に、世の中のサービス業の方に自閉症や発達障害に触れる機会をもっと提供することができたら、みんなにとって良いことが起きるのかもしれないと考えるきっかけとなりました。

そらいろプロジェクトさんのサイトや各種情報は以下からご覧ください!

そらいろプロジェクト
ピースマン入隊!(寄付)
↑↑なんと隊員に参加(寄付)することができます!隊員証欲しいなぁ~

スマイルカットについて

スマイルカット普及に向けたPV!拡散せよ~

本日もご覧いただきありがとうございました^ ^


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