できました。 – 特別支援学校の授業参観 –

重度の自閉症スペクトラム/発達障害の未来を考えるブログ「willbridge(ウィルブリッジ)」

親として初めての授業参観

自閉症の息子の特別支援学校の授業参観に参加してきました。学校での息子の様子や学校の授業内容を知ることができる良い機会なのでとても楽しみにしていました。

気付けば、学校の授業参観ということでは人生で初めての授業参観でした。いつもリタリコさんの様子を見ていたり、保育施設でも付き添いしたりしていたので、全く初めてという感じがありませんでしたが^ ^;
それでも新たな場で、やはり公共の自閉症児への指導環境ということでいろんな意味でたくさん勉強になりました。

YDK息子の「できました。」

到着した頃には、音楽室で歌の練習とリトミックをやりました。太鼓のパートで肩をフリフリして踊ってとても楽しそうでした(笑)全員で楽しみながらも「順番に」踊る、歌うなどをしていて集団行動の訓練としての活動としての一環だと感じ取りました。

私の息子は昔よりかなり改善されてきていますが、自閉症の方は長い間座っていたり、待つという行為自体が困難なケースが多いと思います。そのため、この「順番に」ということは簡単なようで非常に難しいことなのです。それを音楽や踊りで楽しみながらの中で実施しているのは「なるほどなぁ」と思いました。

その後に、個別学習という時間がありまして、これがまたとても興味深い内容でした。

個別学習という名前の通り、子どもによって内容が異なり、その子に合うように少し工夫していただいているようでした。

文字をしっかりと書く練習だったり、握力を訓練する課題だったり、紐を通すなど細かい作業を行うなど、子どもたちが苦手としているけれども今後必要になると考えられていることに焦点を当てているのだなぁと感じました。
(息子もそうでしたが、自閉症児にあり得る傾向で、ペンをしっかり持って字を書くことが難しい、指先だけで力強くつまめない、細かい手先の作業が苦手、などがあります。息子もリタリコさんでお話を受けて色々と訓練をしました。)

参考までに、息子の行っていた学習(課題)は以下のような内容でした。

  • 数字を順番に作業ボードに貼る(10種類程)
  • 割り箸を紙の箸入れの中にしまう(5本)
  • 絵カードに該当する文字を作業ボードに貼る(5つ程。白菜・ネギ・しいたけなど)
  • 木製のビーズ?の穴に紐を通す(15個程度)
  • 文字を書く(5種類程)

これらの活動は就労支援、就職に向けた意識があるのだと思います。
特に割り箸の作業や、ビーズの穴に紐を通す作業については、手先の訓練であると同時に、単純作業ができるようになるための訓練でもあるのだろうなと感じました。

今回の授業参観で何よりも息子の成長を感じたのは、課題を完了して先生に見せに行った際に話した一言。

「できました。」

と言えていることでした。そのように指導されているのだとは思いますが、課題を終え、先生の方に歩いて行き、できましたと言って課題を渡す、という一連の流れができていることには感動しました!やればできる子、YDKですね!

自閉症の子どもたちの理想の学習とは

今回の個別学習の時間がためになる活動である一方で、こういった単純作業的な訓練の個別学習がどこまで続くのかということは1人の父親として個人的に非常に気になるところでした。

私が1年生の時ってどんな内容を勉強していたかあまり記憶がないですが、集団の中で音読したり計算したり、漢字の勉強をしたり、それなりに学習じみたことはしていたかと思います。

同じ年齢であるということは、本当はもっと国語の授業で色々な話を聞かせた方が良いかもしれないし、計算問題や漢字などもやり方を工夫しながら取り組んでいく方が良いのかもしれません。

これはあくまで可能性の話ではあり理想論かもしれませんが、東田直樹さんの本を読んだ印象としては、自閉症の子どもたちもどこかの一定のラインで(発話はできないのですが)もっと勉強したい、あんなことやこんなことが知りたいなどの感情を抱くのではないかと考えています。むしろ既に抱いているかもしれません。子どもたちだけでなく人間という生き物は知的好奇心が旺盛なものなのかと思います。

アメリカの学校の先生で自閉症児クラスで普通に指導をし続ける(むしろ早口に話す)先生がいるとのことで、少し興味深いので今後詳しく調べてみたいなと考えています。

小学校高学年になっても赤ちゃん言葉のように話しかけられてイラっとしていた、と東田直樹さんが書籍で綴っていたことがかなり印象に残っていまして、指導方法は何かしらの工夫はいるのだと思いますが、自閉症児の子どもたちの尊厳のためにも、健常児のような接し方やカリキュラムがあることが将来の理想像なのかなと感じています。息子がもっとたくさんの「できました。」を言ってくれるような環境を創ろうと思えた一日でした。

本日は理想の未来をお話させていただきました。ここまでご覧いただきありがとうございました^ ^

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