コップ1杯の水

重度の自閉症スペクトラム/発達障害の未来を考えるブログ「willbridge(ウィルブリッジ)」

コップ1杯の水の意味

息子が自分の力で、1人で、お水を汲めるようになりました!

コップを持ち、蛇口をひねり(正確には持ち上げ)、冷蔵庫から氷を入れる。

簡単な動作に思えるかもしれませんが、こういった動作ができるようになることは親としてとても嬉しいことです。今まで人に頼らなければ達成し得なかった自分の気持ち(欲)を自分自身で実現できる(満たす)ことができるからです。

これは息子にとっての大きな成長であり、人生を豊かにする一歩です!

実は、それだけではなく「何かを扱うことができる」ということは将来の仕事への一歩にも繋がると考えています。私だけではないのではないかと思いますが、重度自閉症児の親は日常生活をそういった視点でも見ることがあります。

ちょっとした昔の思い出

息子が「自閉症」と言われた日という記事で紹介したお医者さんが、仕事に就く=自分でお金を稼げることを目標にして、料理を作らせるという独自の訓練法を広げる活動を展開されていました。

料理には工程があり、器具を使い、最終的に毎回ほぼ同じものを作るという行動になるため、仕事に通ずるものがある、という考え方で行われていました。また、訓練は毎日欠かさず行うことが重要で、そのために専門医ではなく親が指導者となり、家でできる家事を子どもに手伝わせるというものでした。

今になれば、その理論も内容も重要性も非常に良く分かります。

でも、あの時の私たちには辛かったなぁ。

というか、診断を受けたばかりの親たちのほとんどには気持ち的な面でも厳しいものなのではないかと今は改めて思います。

自分の子どもが健常児だと思っていたのに障害があると言われて。
しかも、自分たちのせいでそうなってしまったんだと思っていて。
当時は料理なんか絶対できないのにフォローしながら無理やり作らせて。
なんでこんなに動いてくれないんだって気にしてしまって。

今この記事を書きながら思い出しても少し泣けてきます(笑)

妻を連れて行って、その後も続けた方がいいんじゃないかと思って、(私が仕事なので)妻に行ってきてもらったりしてしまった自分を情けなく思います。せめて、一緒に行ってあげるべきでした。その後、妻が「無理」と言ってくれたので、そのお医者さんのところには比較的早々に行くことはなくなりました。

自閉症児の成長に大切なこと

自閉症と診断をされてから必要な最初の段階は、まずは親が現状を受け入れられるようになることではないかなと思います。

自閉症は「個性」とも言われることもありますが、それは今を受け入れられてからの話であって、その段階に至るまでは、正直綺麗ごとにしか聞こえません。そもそも、個性は個性であって、自閉症とは別の、子どもにとってのより大切な個性を見つけてあげたいなと考えています。

子どもを育てていくのも親ですから、まずは親が前を向かないことには、子どもたちにとっての前進もなかなか難しくなるのではないかなぁと感じます。

結果としてではありますが、時間がかかってでも、こうやって前に進むのですから!

毎日子どもと向き合って叱り飛ばしている妻に感謝、耐えている息子にも感謝です(笑)

正解なんてものはないのですが、逆に言うと間違いなんてないですし、さらに言えば、自分たちなりに考えた結果、自分たちが歩いた道が正解。子どもを信じることと愛することが全てだと思います。

息子と働く

私には将来、自分の会社か組織を創って、息子と一緒に働くという目標があります。
そしてその仕事は、作業ではなく、クリエイティブで息子にしかできないような極めて重要な仕事を創造する予定です。

作業は今後AI(人工知能)が大きく進出してくるため、息子にはそれよりも上流の工程に関わってもらうつもりです。
※本人の意思を尊重するので息子がやりたいことがあったらそちらを優先します

ただの夢物語かもしれませんが、息子と働ける日を楽しみに、実現に向けて努力する、そんな想いを持ちながら私は今を生きています(笑)

この辺りは話すと長くなるので、また機会があれば記事にさせていただきます^ ^

今日もご高覧いただき、ありがとうございました。


【「ご覧いただく度に」以下ボタンのクリックの応援・ご協力お願いします m(_ _)m 】

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ

自閉症のことで悩んでいる方、自閉症を知らない方にこのブログが少しでも届けばと思っています。こちらのブログを「ご覧いただく度に」上記のボタンをそれぞれクリックして応援していただけると嬉しいです^ ^
リンクに飛ぶだけですが、クリックいただくと他の方にも記事をご覧いただきやすくなります。楽しい&タメになるブログも多数あります!

重度の自閉症スペクトラム/発達障害の未来を考えるブログ「willbridge(ウィルブリッジ)」