東田直樹さんの最新作「自閉症のうた」を読んで

重度の自閉症スペクトラム/発達障害の未来を考えるブログ「willbridge(ウィルブリッジ)」

東田直樹さんの最新作が登場

東田直樹さんの新刊が出ましたので、早速読んでみました!

今回は「自閉症の僕が跳びはねる理由」や「跳びはねる思考」とは少し違う形式になっていて、以下のような目次になっています。

・アイルランドへ(エッセイ)
・僕たちにとっての「言葉」(手紙対談)
・自閉症のうた(小説)
・旅(小説)

アイルランドに行ったときに感じたことをエッセイ形式で綴っていたり、東田さんの本を翻訳して彼を世界的に有名にした作家デイビットミッチェルさんとの手紙で交わした対談内容や、東田直樹さんが書いた小説「自閉症のうた」「旅」で構成されています。

「アイルランドへ」は東田直樹さんがをアイルランドを訪れた際に感じたことについての内容に加えて、東田さんのいのちに対する考え方や人生観についての話が出ていて非常に考えさせられました。

いのちのバトンという考え方は、繋げなかった人たちのことを考えると悲しいと書かれていましたが、その気持ちは優しい個人の意見でもあり、感性が鋭い自閉症の観点でもあるようにも思えます。「いのちは完結する」ことが望ましいとしている東田さんの意見はとても意識に残りました。

この本の中には、東田さんは英語が好きだと話をされていたり、母親をわざと違う呼び方で読んでふざけたりする、という話もあり、自閉症の方の可能性やユーモアをまた知ることができました。

私の息子もいたずらな感じで近づいてきたリすることもあるので、何かを期待して行動をしている時があるんだろうなぁと思い返して、子どもの期待に応えられるように芸人のツッコミのようにサッと機転を利かせねばと思いました(笑)

「自閉症のうた」は実話ではありませんが、自閉症スペクトラムの子どもの感性や気持ちを代弁しているような内容だなぁと感じましたので、自閉症スペクトラムの子どもの気持ちを理解するのに良いかもしれません。

お母さんやお父さんとのやり取りや、自分への接し方や世界の感じ方などについては、自閉症の子どもたちとその家族の情景を細かく再現されているように感じました。もちろん私も似たような経験をしてきている人間ではあるので、描写の捉え方や伝え方が上手だなぁと感心せざるを得ませんでした。本当に秀逸です。

今日は思ったことつらつらと書いてしまいましたが、新たな発見ができた本でしたのでご紹介させていただきました。


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