学校の先生へのご理解を!発達障害の理解が広がることのジレンマ

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発達障害の理解が広がることのジレンマ

NHK特集で感じたもう1つの感覚

先日、NHKさんで発達障害の番組が放送されました。
この番組の内容や大枠で感じたことにつきましては、前回のブログで書いておりますのでそちらをご参照下さいませ。
NHK「発達障害 ~解明される未知の世界~」を見て

発達障害を理解していただくためには非常に分かりやすくまとめていただいている素敵な番組だったと感じています。一方で、こちらの番組を見て感じた「教育(学校)」についてのお話をさせていただきます。

発達障害への理解が広まることは良いことであると感じておりますが、それにより、今の体制のまま学校・教育側に求める質量が増えることに繋がるようであればそれは大きな課題になると考えています。

学校の先生は多忙

学校の先生は、個人差はあるものの、そもそも非常に忙しいです。

生徒を数十人もかかえ、授業を行い、部活に出て、校務もします。私が知っている限り、多くの先生が家に帰って授業の準備をし、テストの丸付けを行うなどをしています。さらには、休日も残業代が出るわけでもなく部活に参加して指導もしています。
※実はもともと教育関係に繋がり、色んな学校の先生と話をしていたことがあります。

以下のようなWEBニュースやテレビ放送もありました。

日本の先生、勤務時間は世界最長 授業外で多忙、一方で低い自己評価
http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/26/teacher-oecd_n_5532451.html

“子どもと向き合えない…” 超多忙! 学校の先生
http://www.nhk.or.jp/fukayomi/maru/2014/140823.html

皆さんは数十人のチームリーダーになって仕事をされたことがありますでしょうか?

優秀な人もいれば、仕事ができない人もいて、文句を言ったりチームの士気を下げる人もいるかもしれません。できたら褒める、悪いことは叱る、そんな当たり前の教育指導すら、数十人規模になると全員に均等に実施するのは相当厳しいものです。正直、私には到底できることではありません。。。
1人に集中的に指導をしていると、あの子を贔屓していると嫉妬されてしまうこともあれば、不公平感を感じる人もいます。より多くの人をみるということはそれだけ大変なことも倍増していくものと考えて良いかもしれません。

障がいに関係なく、自分の子どもが20人になったら…と考えれば私は震えますし(笑)、子どもたちを預かって下さいと言われてお友達の家族のお子さんを20人位面倒みるとなったら、怪我なく帰すことが第一目標で教育とか大そうなこと言っていられないです。。

自分で書いていて、学校の先生が神様に思えてきました(笑)

答えがない教育現場で起きる判断の難しさ

仕事ができないと思っていた人も、こちらの伝え方が悪いだけで、自分以外の人がリーダーがなったら活躍するかもしれないし、それこそ潜在的な発達障害の方かもしれないし、単純に面倒くさがりで聞く耳を持たない惰性的な人もいるかもしれません。

子どものことを想って指導できる先生ほど、甘やかしてはいけない!と思って厳しく指導する可能性もあります。

「この子は自分(先生)の指導方法が悪いかもしれない」
「この子は発達障害かもしれない」
「この子は怠けてサボろうとしているのかもしれない」
「この子は診断結果は出ていないけど発達障害かもしれない」

など、色々な思考がめぐる時、どう判断したらよいか分からなくなるのではないかと思います。

あくまで私の経験則ですが、どうしたらよいか分からなくなった時、人はフリーズするか、事象を無視するか、行動を変えない、という動き方をします。今を変えるために積極的に働きかけることができる人は起業家を除きほとんど見たことがありません。これは先生だからとか公務員だからではなく、子どもが発達障害の方を担当しているからというわけでもなく、健常な一般的な大人で起きうる事象なんだと考えています。

そもそも指導方法に正解がない教育現場で、今以上に指導を細分化させて対応を願うのは現場で働いている先生にとっては酷としか思えません。

親御さんの理解と社会全体でのアプローチが必要

先にお伝えしている通り、過密なスケジュールや判断の難しさの問題が取り巻く中で、学校の先生に発達障害の子どもたちにはそれに準じた対応をしてくれと伝えても非常に現実的ではないと考えています。これはもちろん、誰が悪いということではありません。

全員にとって一番良いのは、専門の指導員さんの数を増やして学校に一定数以上配置することではないかと考えています。

今まで認知されていなかった潜在的な発達障害の子どもたちが顕在化してくれば、より多くの対応について学校側に求められるケースが増えてくることが容易に想像できます。その際に、学校の先生に何でもかんでも任せるのではなくて、障がいをより理解している専門性を高めた指導員さんが学校の先生に代わって現場に立てるようにできていることが理想かなと思います。今は先生とは別に学校の教室に立つ公的な指導員さん自体がいない状態ですので、まずは発達障害における政策や明確な教育方針が必要だと考えています。

理解してから理解される。有名な本の言葉ですが、発達障害の子どもを持つ親御さんはぜひ学校の先生方の苦労や現状をご理解をいただき、自分たちの子どもを理解していただく働きかけができるとお互いにとって良いのではないかなと思います。また、教育現場の改善のご意見は学校の先生というよりは校長先生や国側への提案を継続することで、社会全体をみんなで動かすことに繋がると考えています。私は今の教育現場を変えたいです。子どもたちのためにも、学校の先生のためにも。

長くなってしまいましたが、、ご拝読ありがとうございます^ ^


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